2017年11月16日 第46号

北米最大規模のスキー場で、スキー専門誌でも毎年のようにナンバー1評価を受けるウィスラーが11月17日、ブラッコムが、いよいよ11月23日にオープン! 今シーズンも世界中からたくさんの方が訪れるだろう。

そんなスキーヤー、スノーボードの憧れのスポットをいち早くご紹介。知ってトクする情報をお届けしよう。

 

ウィスラーの山々(写真提供:Paul Morrison)

 

オープニング日はお祭り気分で!

 ウィスラーのオープン日は、クレージー!何がクレージーかって、まるでみんなお祭り気分なんだ。この日を待ちきれないスキーヤーたちが結集し、リフト待ちはなんと前日の夜から行う人もいる。そんなことだから、オープン時間前にはすでに長蛇の列。その行列はバス乗り場まで続いている。まるでディズニーランドのような待ち時間を覚悟し、さらにゲレンデに出ても周りのスキーヤーとの衝突に気を付けて滑らないといけない。だから、小さいお子さんなどがいるファミリーの方や、滑りにあまり自信がない方は、初日は外した方が無難ですよ。

 でも、オープン日はやはり活気があり、賑わっているので、そんなお祭り気分を味わいたい方にはオススメ!

 

予定日よりもオープンは早め!

 2017-18シーズンのウィスラーのオープン予定日は、11月23日。だけど、例年予定日よりも早くオープンする。その時期の降雪の状況にもよるけど、だいたい1週間ほど早くオープンすることが多いので、ウィスラーのホームページなどでオープン日は小まめにチェックしよう!https://www.whistlerblackcomb.com/

 

ウィスラーのリフト券代は100ドル以上 早めの予約で割引可能!

 ここ最近、ウィスラーでスキーをしていない方は、一日リフト券の値段の高さに驚いてしまうかもしれない。一日券が100ドル以上もするのだ。

 しかし、ちょっと早めのネット予約で割引が可能!今リリースされている案内では、11月15日までに2日券以上を買うと割引がある。

 例えば、11月23日〜12月8日までの2日券が198ドルだ。また12月9日〜12月22日まではさらに高くなり、ピークの時期は12月23日〜1月7日となっている。最も混む時期が最もリフト券が高い。

 ウィスラーのリフト券の値段、購入に関しては上記に紹介したホームページから「Tickets」を参考にしよう。3日券〜10日券の価格表示がされている。

 

リフト営業時間8時半より10分前に!

 冬場のオープンは8時半。滑れるのは午後3時まで。だけど、実を言うと、正式なオープン時間までスキー客を待たせるのではなく、だいたい10分前には上がれるんだ。通常、オープン時間の後からグッと混みだすので、ちょっと早めに並ぶのがオススメ。そうすれば、朝のゴンドラ待ちはほぼなく上がることができる。

 当然、レンタルスキーやスノボが必要な方は事前に済ませておくこと。チケット購入が必要な方も、できれば前日には済ませておこう。そうすれば、あとはスムーズに当日はゴンドラ乗り場に直行するだけ。

 

クリークサイドから上がると空いている確率が高い

 ウィスラーの地図上で右側の小さなビレッジをクリークサイドと言う。バンクーバーからドライブして最初のウィスラーのエリアでもある。

 実を言うと、そのクリークサイドは、メインのビレッジよりも空いていて、上がりやすいんだ。混雑する時期は、クリークサイドから上がるのがオススメ。すでにメインのビレッジに滞在している方は、クリークサイドに行くのは難しいけど、バンクーバーから当日ウィスラーに上がって来る方などに最適!

 

シーズンインの時期はちょっと早めに2時上がり!?

 シーズンインの時期は、まだ下まで雪が付いていないので滑ってビレッジまで降りることができない。だから、中間駅あたりから、ゴンドラを利用して降りてこないといけない。この下りのゴンドラ、ゲレンデがクローズする3時前からとても混む。3時を過ぎてしまうと、降りるだけで30分以上待つことも。最後まで滑りたいという気持ちもあるだろうけど、ちょっと早めに午後2時あたりに降りればたぶん待ち時間なしでいけるだろう。

 

朝イチにエメラルドチェアあとは違うリフトへ

 ウィスラー、ブラッコムで一番混むリフトって知っている?

 それは、ビレッジからメインのエリアにアクセスするゴンドラなんだけど、実際にスキー場に上がって最も混むのは4人乗りのエメラルドチェアなんだ。そこは初中級者のコースが多いエリアでもあるから、ファミリー層に人気。でも、一番混むリフトでもあるから、ある程度滑れる方は、朝イチだけエメラルドチェアを利用して、あとは違うリフトを利用するといいよ。混んでいる日のエメラルドチェアは30分待ちなんてこともあるので、気を付けよう。

 ちなみに、このエメラルドの後には、中級者コースが多いビッグ・レッドエキスプレスがオススメ。また上級者の方は、ピークチェア、ハーモニーチェアという頂上の方まで行けるリフトを利用するといいだろう。ただし吹雪いているような天候の日は、上は視界が悪いので気を付けること。そんなときは、潔くエメラルド、レッドのあたりで我慢して天候回復を待とう。

 

午前中ウィスラー午後ブラッコムで一日中太陽の光

 ウィスラーというのはバンクーバー同様に冬場はあまり天気の良い日ってないけど、もし天気が良かったら午前中はウィスラー、午後はブラッコムに行くといいだろう。というのも、ウィスラーは午前中に太陽の光が当たるところが多く、午後は陰ってしまうんだ。逆にブラッコムは午後に日が差すところが多いので、一日中視界良好なところで滑ることができる。

 

ウィスラー・スキー場知っトク情報まとめ

・リフトチケットは事前にネット購入。
・リフトチケットの受け取りは、できれば前日までに済ませておくこと。例えば、ウィスラーに滞在する方は到着日にリフト券の購入も済ませておくと便利。
・レンタルなど必要な方も事前に終わらせておくこと。当日朝のレンタルショップは混雑して、これだけでもくたびれてしまうことも。
・ゴンドラ乗り場には、8時半までに並ぶこと。8時半以降は混雑する日が多い。
・朝イチはエメラルドチェアに乗ってウォーミングアップを済まし、あとは混雑を避けて違うリフトへ。
・太陽が出た日は、午前ウィスラー、午後ブラッコムでずっと日の出たところで滑ることができるよ。

(取材 飯田 房貴)

 

 

オープニング日はパウダーが期待されるけど、ゲレンデは混むので小さいお子さんなどがいる方は控えた方がいいかも

 

近年ますます人気が高くなるウィスラーでは朝のゴンドラ待ち覚悟。できるだけ早い時間に並ぶことでリフト待ち時間を解消

 

上がるのも早く、降りるのも早く。早め早めの行動で空いているゲレンデで滑れる確率が上がるよ(写真提供:Paul Morrison)

 

混雑しているリフトを避けることができれば、一日中スキーを楽しめる!(写真提供:Eric Burger)

 

午前中はウィスラーで滑って午後はピーク・トゥ・ピークのゴンドラを利用してブラッコムに行こう!

 

 

読者の皆様へ

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