カフェやレストラン、ショッピングモールが立ち並ぶ便利なダウンタウンに キャンパスを構えるインターナショナル・ランゲージ・スクールズ・オブ・カナダ(以下ILSC)。生徒数約1200人、講師数約100人、スタッフ数約 50人と、4階建てのメインキャンパスに加え、ダウンタウンだけにキャンパスを5校も構えるマンモス語学学校。日本人スタッフもバンクーバー校に3人常勤 し、留学生のニーズにいつでも応える体制が整っている。今回は日本マーケティング担当のデイビーズ陽子さんが学校の紹介をしてくれた。
マンモス校だから可能な50種類のプログラム ILSCの特徴は豊富なプログラム。50種類ものプログラムから授業を選択し独自のカリキュラムを作る全日選択制。レベルが11段階もあるので本人のレ ベルにあったクラスで就学が可能。カナダに来たばかりの日本人学生に人気なのがコミュニケーションや発音矯正、リスニングなど弱点克服に重点を置いた授 業。そして英語に慣れてからは、ビジネスやウェブデザイン、英語教授法や映画制作といった技術を磨く授業を選択する学生が増える。またヨガやアート、コメ ディーといった斬新な授業もある。 すべてのプログラムは4週間単位で編成してあり、4週間ごとに興味のあるクラスの受講が可能。長期で入学を申請した学生には飽きることがないと好評だ。 またワーキングホリデーの学生のなかでは、バンクーバー校で数カ月勉強してから、観光を兼ねて姉妹校のトロント校やモントリオール校へ転校を希望する人も いる。転校手続きに関してはすべて無料。
英語を使って将来何をしたいのか? 社会人やシニアまた大学生などさまざまな年齢層の学生が在学するなか、英語がある程度話せるようになった後、その次のステップを決めかねている学生もい る。ILSCでは英語に加え、実践的なスキルも習得できるようプログラムを編成しているので、在学中に受講したプログラムの影響で、やっと将来何をしたい のか見えてきたという声も多いという。
無償インターンシップ制度 カナダの語学学校で最初にインターンシップを始めただけあり、インターンシップには力を入れている。日本人の学生の間では教育・ホテル・旅行業界が人 気。語学学校のインターンシップは、移民法で英語を学ぶのを目的とし、仕事のほうには重点を置かないよう義務付けられている。よってインターンシップ先が 将来の職場という形にはつながらないが、今後就職するにあたってカナダの職場で得た経験が卒業生の自信となって大いに役立つようだ。
楽しいアクティビティー アクティビティー・デスクに行くと、旅行会社かと思うほど、写真やポスターまたイベント情報が満載だ。今月のアクティビティー・カレンダーをみると、放 課後にはビール作りにセイリング・レッスン、ペイント・ボールにカヤックと楽しそう。週末は5~8種類のツアーが準備されている。ビクトリア、シアトル、 トフィーノにロッキーマウンテンと行き先も豊富。「うちのアクティビティー・コーディネーターたちはシアトルなんて100回以上は行ってますよ!」と陽子 さんが話す通り、ILSCは学校で英語を勉強している時だけでなく、放課後や週末も、充実したアクティビティーを通して英語に触れる機会を提供しているの が印象的だ。
 アクティビティー・デスク
(取材 小林昌子)
掲載:2008年7月31日 第31号
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