安室奈美恵のバックダンサーを経て バンクーバーでダンス教室をスタート
今 夢子(こんゆめこ)さん
安室奈美恵のバックダンサーほかテレビやミュージック・ビデオに出演し、振付や演出などさまざまな舞台を作り上げていた、今(こん)夢子さん。ビッグな夢を果たした夢子さんがその舞台をバンクーバーに移し、新たな道を歩み始めた。
1995年からプロのダンサーとして活動(撮影 Sanna Patterson)
プロのダンサーになったきっかけは?
小学校4年生のころ、風見慎吾の『涙のtake a chance』を見て、こういうのをやってみたいなと思っていました。高校1年ごろから、ディスコに行って踊るのが大好きでした。
チームを組んで六本木でダンスショーに出たりしているうち声をかけられるようになり、1995年からプロとして活動しています。
踊りはどうやって覚えましたか?
クラブなどで踊っている人の真似をしたり、みんなで振付を考えて練習会を開いたりして、自分なりに工夫して学んでいきました。
アルバイトをしてお金を貯めてはニューヨークに3カ月くらいダンス修業に行って、90年代のニューヨークのクラブでのダンス・シーンを肌で感じて、大きな影響を受けました。その頃のヒップホップ、レゲエを基盤に、ハウスやアフリカンをミックスした女性らしいフリースタイルが、自分のダンススタイルになっていると思います。
安室奈美恵のバックダンサーだったそうですね
テレビやミュージックビデオに出演したり、2年くらいツアーに同行しました。その頃、産後8カ月だったんですけど、娘は実家の家族にみてもらって踊ってました。
振付けた曲は安室奈美恵の『Please smile again』、BoAの『Searching for truth』、後藤真希やV6とかです。先方の希望を聞いたり、曲を聴きながら踊りを考えていきます。
今 夢子さん(撮影 Sanna Patterson)
好きなアーティストは?
ヒップホップのアレステッド・ディベロップメントというグループです。アフリカの匂いがする太鼓や踊り、歌や詩の朗読をしたりして、そうやって何か表現するグループをやりたいなと思ってました。
歌も歌うそうですね
知り合いが多かったので、メロディーを考えたりミュージシャンと一緒に曲を作って楽曲をリリースしました。全国各地でライブやダンスショー、ワークショップなど開きました。
活動の場を日本からカナダに移したのは?
娘の留学がきっかけです。昨年バンクーバーに移住して、今年3月にダンス教室を開校しました。簡単なストレッチの後、シンプルな動きでリズム感を養うレッスンをしていきます。むずかしそう、身体が硬いのですが、とよく言われますが心配いりません。全く初めての方、大歓迎です!
日本人はどちらかというと、リズムに乗って踊るのが苦手では?
続けていくうちに、いつの間にか楽しく踊れるようにレッスンを進めていきます。また、基本的なリズム取りをしていくことで人それぞれのグルーブが生まれるので、振付を踊った時も個性をさらに生かすことができます。
もう一歩スキルアップしたいダンス経験者にもお勧めです。“楽しい!”をコンセプトにしています。まずは一緒にダンスを楽しみましょう!
ダンス教室では“楽しい! ” がコンセプト
今 夢子(こん・ゆめこ):ダンサー、振付師。またシンガー・ソングライターとして数々の楽曲をリリース。その独自のパフォーマンス、表現力は多くのオーディエンスの心をとらえ、全国各地にてライブ、ダンスショー、振付、演出、ワークショップなど活動の場は多岐に渡る。1998年Dance Studio Sistaオープン。以来、代表、講師として多くのダンサーを育てている。2014年バンクーバーへ移住。今年3月から毎週土曜日12pm-1pm Scotiabank Dance Centre(7th floor)にてダンスレッスンをスタート。
詳細はThis email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.まで。
(取材 ルイーズ阿久沢)