2019年10月24日 第43号
バンクーバー広島クラブ(広島県人会)の年次総会・昼食会が10月12日、バンクーバー市内のレストランで開催された。
広島県高齢者表彰を受賞した上西ケイさん(右)と三島会長
今年はバンクーバー朝日元選手の上西ケイさんを迎えて約40人が参加するにぎやかな会となった。
初めて参加する人も多く、自己紹介で出身地や広島とのつながりを紹介すると、それぞれに馴染みのある地名や出身校が出てくるたびに楽しい笑いが起こった。中には広島お好み焼きをバンクーバーに広めようとやってきた家族もいて、歓迎と応援の大拍手が贈られた。
広島県では海外で長く活躍している広島出身のシニアを労う「広島県高齢者表彰プログラム」がある。今年は97歳にして元気で活躍している上西ケイさんに表彰状が贈られた。
今年のこれまでの活動としては、3月に開催された日系基金主催サクラガラで表彰された上西ケイさんの親類で広島県出身ジャズシンガーの上西千波さんのバンクーバー招待や、8月のパウエルストリート・フェスティバルでは被爆体験伝承者の資格を持つ熊谷操さんの講演を支援した。
バンクーバー広島クラブは1902年8月2日に発足した芸備同志会を前身とする。カナダの県人会では最も歴史が古い。広島県は日本全国都道府県で海外移民が最も多い県。アメリカ・ハワイを中心に県人会は北中南米都市に多く、広島県を通じてつながっている。
当クラブは、年次総会・昼食会開催のほかにも、広島県からの依頼への対応や広島の情報提供などの支援を行っている。
最近では同郷を理由にバンクーバーで集まるということに戦前ほどの大きな意味は持たなくなったが、やはり広島出身と聞けば話も弾む。会の活動としては年に一度の年次総会・昼食会が主なものだが、興味がある人はぜひ連絡を。 This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
(記事提供 バンクーバー広島クラブ)