2019年8月8日 第32号

晴天に恵まれた8月2日、在バンクーバー日本国総領事公邸で2019年度JETプログラムで日本へ出発する48人の壮行会が開かれた。ほとんどの人が翌日に出発予定で、期待と興奮に満ちた笑顔でこの壮行会に参加。羽鳥隆在バンクーバー日本国総領事からのはなむけの言葉を受け、参加者同士が日本での新しい生活に向けて情報を交換し合った。

 

バンクーバーからJETプログラムで日本へ旅立つ皆さん。中央は羽鳥隆総領事

 

カナダから191人が日本へ

 たくさんの日本滞在経験者を生み出しているJETプログラムは、1987年に外国語教育の充実と地域レベルの国際交流、諸外国との相互理解を目的に始まった。カナダからは今年、厳しい審査に合格した191人が参加。BC州から参加の48人は47人がアシスタント・ランゲージ・ティーチャー(ALT)として中学・高校で英語教師のアシスタントに、1人が国際関係コーディネーター(CIR)として地方の役所に配属される。

 挨拶に立った羽鳥総領事は「始めは、文化の違いから戸惑うこともあるかもしれません。日本人はシャイに見えても、あなたやカナダのことに興味を持っているはずです。同僚や周りの人を知るための努力をしてみてください。日本で友達を作り、帰国するころには日本語も上手になることでしょう」と励ましの言葉を述べ、帰国歓迎会では日本語でスピーチするつもりだと添えた。

 参加者を代表して、CIRとして沖縄県宜野湾市の市役所に赴任するヘレン・フォックさん、またALTで広島県に行くケリー・カングさんが挨拶。続いて、BC・ユーコン州JET同窓会(JETAABC)代表のタイ・ラムさんが「職場や周りの人との関係で、むずかしいと感じることもあると思います。そういうときは、正直にわかりませんと言っていいのです。いろいろな経験を通して少しずつ学び、自分自身を知る自信につながっていくはずです。東京オリンピックを控え、地方都市でも関連行事がたくさんあると思います。積極的に参加することをお勧めします」とスピーチした。

 

夫婦や子連れ参加も

 今年度参加者の中にはキャリア・チェンジ、夫婦で子供を連れての参加者も含まれていた。メキシコ出身の夫婦、フェデリコさんとスザナさんはともに38歳。鉱山会社で働いていた妻のスザナさんがJETプログラムのことを知り、夫婦で応募してともに合格。ALTとして宮崎県都城市に赴任する。シェフとしてレストランを経営していた夫のフェデリコさんは「11歳と7歳の子供も連れて行きます。日本で新しい文化に触れ、言葉を学ぶことは大切だと思います」と話している。

 広島に赴任するジャスティンさんは、ビクトリア大学で知り合った日本人女性と2011年から同居中。これまで日本には旅行で行ったことがあるが「日本で働いてみたいので応募しました。彼女も休暇で日本に来ることになっています」と、新生活に期待を寄せる。

 ほとんどの人が翌日に出発を控え興奮した面持ちの中、情報交換をしたりJETの先輩から話を聞くなどして、つかの間のひとときを楽しんだ。

(取材 ルイーズ阿久沢)

 

(左から)日本へ出発するスザナさん・フェデリコさん夫妻(宮崎県都城市)、羽鳥ユジュ夫人と羽鳥隆総領事

 

(左から)リンデンさん、ジニーンさん、ターシャさん、リンさん。4人とも群馬県安中市の学校に勤務することになり「群馬ってどんなところ?」と情報交換した

 

日本ではチップを渡さない、電車に乗るときはドアの脇に立ってまず降りる人を待つ、約束の15分前に到着することなど、参加者を代表して注意事項を述べたケリー・カングさん

 

(左から。かっこ内は赴任地)ハウス・ダンサーのリアンさん(仙台)、テリーデインさん(東京都足立区)、ジャスティンさん(広島)

 

 

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