2018年8月30日 第35号

 8月15日、暑い夏の昼下がり、レンフリューパーク・コミュニテイーセンターでウィンズコーラスのコンサートが行なわれた。

 

桑原もこさんの指揮のもと、恵子・アレキサンダーさんのピアノをバックにハンドベル演奏

 

 ランチのあと、デザート代わりにコンサートを楽しんでもらおうと、「デザートコンサート」と名付けて、すでに何回かこのコミュニティーセンターで行なっているとのこと。

 このコーラスクループ 『ウィンズ』を率いる桑原もこさんはいろいろな地域の、特にシニアの方々と歌を通しての “ふれあい” を常に意識されて、多くの教会やコミュニティーセンターなどで長年にわたって、このようなコンサートを行なっている。とても有意義な催しである。

 この日もコミュニティーセンターのランチ会に集まった80名ほどのシニアの皆さんの前で、恵子・アレキサンダーさんのピアノをバックに素晴らしい歌声を披露してくれた。曲目は「My Way」 や 「What A Wonderful World」 など誰でも口ずさみたくなる歌や、日本の「浜辺の歌」、そしてハンドベルの演奏などもあり、もこさんの指揮のもと、息の合った6人のメンバーが見事なハーモニーを奏でた。

 そしてゲスト出演として、VSO名誉コンサートマスターの長井明さんによるバイオリン演奏(映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ曲)がさらなる素敵な花を添えた。

 「デザート」にしては少し贅沢過ぎるのでは…と、思わずつぶやいてしまったが、皆さんとても心地よさそうに耳を傾けて、時には軽く手拍子をとっている人もいて、まさに歌声とともに生きる喜びを…、そんな心温まる雰囲気が会場全体に溢れていた。

 「素晴らしかった」「それぞれの曲に表情を感じ、心打たれた」「ぜひまた来てほしい」会場からこのような感想があったこともつけ加えておきたい。

(記事/写真提供 矢野修三)

 

 

長井明さんによるバイオリン演奏

 

 

出演者全員の記念写真。 バンクーバー新報の津田社長も駆けつけた

 

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