バーナビー市慰安婦像設置反対期成同盟会

 

 

5月1日5時半より、バーナビー市の日系文化センター・博物館で、バーナビー市セントラルパーク内への慰安婦像設置に反対する第1回バーナビー市慰安婦像設置反対期成同盟会(以下同盟会とする)の委員によるミーティングが行われた。ミーティングには、ゴードン門田委員長をはじめ、7名の委員が出席した。 同日は、門田委員長のこれまでの経過報告、日系コミュニティに同盟会のその時々の交渉などの動きを伝える広報、また、法制面からの準備担当の委員の選出などが議題として討議された。同盟会署名用紙の文言の中の「代案」についての説明なども行われた。

 まず経過報告として、門田委員長はこれまでに韓国側の「像建設実行委員会会長」や「韓国文化保存協会幹部」等と2回非公式に面談したが、友好的ではあったが、特に像設置の話題にはならなかったことが報告された。

 その他、時々の交渉の結果などの動きを一般の関心を持っている人たちに伝えるための広報担当、及び最悪の事態を考慮して法制面からの準備にあたる担当が委員の中から各1名ずつ選任された。今後、具体的な義務が委員の中で確認された場合は、その段階で担当者を決め活動する。

 また、同盟会では関心を持つ多くの人々の参加を促し、委員として活動してくれる人を獲得するためにも拡大会議を近く開催するとしている。

 席上、同盟会委員の署名集めの過程で、用紙の文言にある「代案」について多くの人が疑念や心配を持っていることを、ボランティアや委員が感じたことが報告された。これについては、従来の慰安婦像に代わるものを双方合意のための代替案として韓国側が提案し、日系サイドはその案を受け入れるか否かを検討するというものであり、日系サイドからの提案はしないという説明があった。従来の像、またはそれに類似する像の設置提案には絶対に同意しないという説明も門田委員長からあった。

 これからも同会では会の動きを本紙などを通じて、この問題に関心のある日系コミュニティの人たちに可能な限り開示していくとしている。

(代案については、期成同盟会からの寄稿を参照されたい。)

(編集部)


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