2019年1月17日 第3号

バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。


真の健康をつくる法 =ヨガ=をする際のポイント

年頭にあたり、このコラムを参考に「実際にヨガをなさっている方のため」に基本的ポイントを掲げてみましょう。

1.無理をしない。
 「体が硬いからヨガなんてできない」と思い込んでいる方は多いのですが、硬いからこそ、また体調が悪いからこそ行ってほしいもの。
 長年かかって硬くなった体なら一瞬のうちに柔軟にするのは無理。はじめはできないポーズもあるでしょうが、はずみをつけたり、息が止まるほど無理をしないで体のサビつきをほぐすようなつもりで、自分の限界を少しずつ拡げていきましょう。
 そのうちヨガのポーズをしていて「気持ちがいい!」と体が感じるようになったらしめたもの!同時に体質が変わり、疲れを知らない真の健康体になっている自分を発見できるでしょう。(★体が柔軟になると心も柔軟になります。)

2.呼吸と体の動きを合わせる。
ヨガの目的は心身のバランスを整え、さらに高めていくこと。
 (調身・調息・調心:心を集中し、呼吸を整えてポーズをとることで我々が本来もっている自然治癒力やバランス維持力が高まる)
 ヨガのポーズをとる際は基本的には息を吐きながら行います。息を止めたり、浅いまま動くと、体も硬まったままほぐれません。 深い呼吸と共にゆったりと動きましょう。
 また「嫌だ」「辛い」「やりたくない」と思うと、体が硬まってしまいます。「気持ちがいいな」と体が喜ぶ声をききながら動きましょう。 (★日常生活でも常に感謝し、喜んで生活していると、心が硬くならずストレスがたまらない。)

3.集中して動く。
 ヨガのポーズをとる時は、“今”使っている所、のびている所に精神を集中すること。う〜んと伸ばした筋肉・関節・細胞にはいっぱい質のよい新鮮な血液が集まります。それを想像し「細胞が生き返るんだ」と思って行いましょう。
  (★日常生活でも「今行っていること」に集中すると疲れない。)

4.いつ行うべきか。
 「ヨガ」は一日のうちでいつ行ってもかまいません。ただし食前・食後最低30分〜1時間内は胃の負担になるのでダメ。またトイレをがまんして行わないこと。排尿排便を済ませ、体内をすっきりさせてからが原則。また、薬を常用している方はヨガの効果が現れにくいものです。何か不安なこと、質問はご連絡ください。 

5.ヨガのすすめ。
 「ヨガ」は高齢の方でも何歳からでもできる肉体鍛錬法です。体の不調や老化を感じ「何かしなくちゃ」と思っている方、本当の意味での健康をつくりたい方、「ヨガ」未経験の方、ぜひ今年は「ヨガ」を体験してみてください。
 また、このコラムでは精神(霊)的な事には触れませんが、不思議なことに単に「肉体」をきたえる目的だけで「ヨガ」を行っていても、精神的にも大きな変化が感じられる時がくると思います。
 人間は自分の精神を高められる唯一の存在。そしてその方法が「ヨガ」なのです。

 

≪和子からの一言≫
この記事が書かれた1995年に比べると近年はずいぶんヨガが科学的にも医療的にも心身健康、慢性不調に大きな効果を現すことが実証されてきました。呼吸は人間の生きる上での最も大切な機能。その呼吸を整え、全身を伸ばしたり支えたりを繰り返すヨガを行うことで、自分の心と体が変わっていくことを年齢・経験を問わず、実感してみてください。 1月中は初回レッスン無料体験を実施しています。ぜひいらしてください。

〜KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるやさしいオールレベルのヨガを行っています〜

 

●日本語によるヨガレッスン・スケジュール●

<午前のクラス>
(火)10:00〜11:00 Balance Acupuncture & Yoga(4338 Main St. Vancouver)
(水)10:15〜11:15 日系センター内 武道場 (6688 Southoaks Cr. Burnaby)
(木)10:00〜11:00 プレゼンテーションハウス (333 Chesterfield, North Vancouver)
(金)10:00〜11:00 キツラノスタジオ (1680 West 6th Ave. Vancouver)

<午後のクラス>
(火)1:30〜2:30スティーブストンコミュニティセンター (4111 Moncton St. Richmond)

プライベートレッスンなどはお気軽にお問合せください。

ヨガ・インストラクター 池側和子
778-891-9917/This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。