2016年11月3日 第41号

 皆さんこんにちは。今週の月曜日は待ちに待ったハロウィンでした。我が家では、小さな子供がふたりいるので、学校でのハロウィンパーティーに加え、夕方には子供たちと夫が『Trick or Treat』をしに近所中を回りました。私のほうはメデューサの衣装をまとい自宅にやってくる子供たちを驚かせながらお菓子を配る役割に。カナダのハロウィンは職場や学校をはじめ様々な所でイベントが催され、子供と一緒になって大人も楽しめる大好きな行事のひとつです。

 そんなハロウィン、実は今から約2000年前の古代ケルト人(現在の英国とフランス北部)のドルイト信仰を起源としていた説が有力なようです。彼らの1年の終わりが10月31日。この日は日本のお盆のように死者の霊が家族を訪れると信じられていたのですが、同時に悪い霊も一緒にやってくる。ケルト人たちはこの悪い霊たちから身を守るためマスクをかぶったりするなど変装し、焚火をして過ごしたようです。

 現在のハロウィンはただ単にコスチュームを着てお菓子をもらうだけのイベントというイメージが強いのですが、ハロウィンの由来を知ってからは、なんとな〜く自分の背後が気になったりするものです。(笑)

 

  

(小倉マコ)

 


 ■ 筆者プロフィール

カナダ在住ライター。新聞記者を始め、コミックエッセイ「姑は外国人」(角川書店)で 原作も担当。

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