バンクーバー新報の読者の皆さん、はじめまして。これから本コラム『まるごとカナダ』を担当させてもらう事になった小倉マコです。「へー、なるほどね」と頷いていただけるような、カナダにまつわる面白い情報をお届けできたらと思っていますので、どうぞお付き合いのほどお願いします。
さて、私が今住んでいる首都オタワ。カナダ政治の中心地だけあり、やはりお城のように美しい国会議事堂を抜きには語れません。ここには、一年を通して観光客が訪れ、議事堂の真ん中にあるピースタワー(時計台)からは、カナダの国旗が誇らしくはためいています。
最近知ったのですが、この国会議事堂の国旗、毎日新しい旗にかえられているらしいですね。では、一日の仕事を終えた国旗はどうなってしまうのか?実は、希望者に無料に贈呈されているんです!「そんな歴史に残る国旗がほしい」と思ってしまうのは私だけ?…というわけがなく、しっかりとウェイトリストまで存在しています。その期間、なんと54年。
皆さんは、今から54年後の自分を想像できますか?私は、しっかりと我が子への贈り物としてリクエストしておきました。子供がふたりいるので、喧嘩しないようにとひとつずつ旗をリクエストしたのですが、「ひと家族につき、ひとつ旗を贈呈できる」というルールがあるので、ひとつ頂けることに。ザッと計算すると、子供たちが定年退職する頃ですね…。仲良く使ってくれると良いのですが。(笑)
リクエストをご希望の方は是非、This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.までどうぞ。
(小倉マコ)
■ 筆者プロフィール
カナダ在住ライター。新聞記者を始め、コミックエッセイ「姑は外国人」(角川書店)で 原作も担当。