2019年3月28日 第13号
SONY社が80年代に売り出した「ウォークマン」、その人気はすごかった。中学の頃“walk”と“work”の発音をそれぞれ「ウォーク」と「ワーク」と学んでいたために、実際に英語を話しだしたとき発音が全く逆だったのは驚きだった。
とにかく“walk”は軽く「ワーク」と発音する。(それは北米の発音であって、という方もおられるが、「ワーク」のほうがもっと通じる)
基本的には歩くという意味で使われるが、日常では以下のような応用がある。
I will walk you home. 「家まで(歩いて)送るよ」
I will walk you to your car. 「(君の)車まで付き添うよ」
I am going to take a walk. 「散歩してきます」
Take your dog for a walk. 「犬を散歩連れてってよ」
Can you walk me through the steps one more time? 「もう一度その段階を説明してくれないか」
Don’t walk away from the problem. 「問題から逃げるなよ」
It was a good choice to walk away from the deal. 「その取引から身を引くことはいい選択だった」
If you let her, she will walk all over you. 「放っておくと、彼女は君をいいようにあしらうことだよ」
Let’s have a quick walk through before our presentation. 「プレゼンの前にすこし練習しておこう」
このように毎日使える便利な表現がいっぱいである。
付け加えで、以下の言い回しも紹介しておきたい。話の所々でよく聞く表現であるはずだ。
walking on tip toe つま先立って歩く(または音を立てずに歩く様子を表現すること)
walk on thin ice 危険な状況にあること(「薄い氷の上を歩く」という意味)
walking on eggshells 緊張した状態、または誰かの気を害さないようにしながらふるまう様(「卵の殻の上を歩く」という意味)
このようにただ「歩く」という言葉もいろんな場面で使われることがある。いろんな表現を学んで毎日の会話の中で取り入れてほしい。
(文・イラスト 亀谷長政)