2019年12月5日 第49号
冬の風物詩サンタクロースパレードが、12月最初の週末に各地で開催された。ブリティッシュ・コロンビア州ではバンクーバー市やビクトリア市、サレー市などで開催。子どもたちへの一足早いクリスマスプレゼントとなった。
BC州最大のバンクーバー・サンタクロースパレードは今年が第16回。今シーズン一番の冷え込みに見舞われたバンクーバーだったが、バンクーバー市警の発表によると、1・8キロメートルのコース沿道には約3万人が詰めかけたという。
パレードにはサンタクロースが乗ったソリのほか、マーチングバンド、聖歌隊、コミュニティ団体など約40団体が参加。冷たい空気が覆うバンクーバーの街が熱気に包まれた。
サンタクロースパレードはチャリティーも同時に開催。グレーターバンクーバー・フードバンク・ソサエティ、CKNWキッズファンドへの寄付も募った。
寒さは厳しかったが、まずまずの天候だったバンクーバーとは反対に、オンタリオ州では悪天候でパレードの中止が相次いだ。バーリントン市とミササガ市は、大雪となったこの日は予定していたパレードの中止を決定。準備に時間がかかるため、日程の再調整が不可能ということで今年はパレードを行わないことを発表した。
オンタリオ州南部は週末に吹雪に見舞われた。12月1日午後2時30分ごろには同州キングストン近くのハイウェイ401で車30台を巻き込む事故が起こっている。