2019年10月31日 第44号

 BC州メトロバンクーバーの公共交通機関を管理運営するトランスリンクは28日、新たなバスルート2路線を提案した。

 提案されたのは、バーナビー市のリバー・ディストリクトからメトロタウンまでの路線で、朝の始発から午後10時まで30分毎に運行する。トランスリンクによると、リバー・ディストリクトの辺りは商業地、住宅地として開発が進んでいる地区で地域住民からの要望が強い地区と説明している。

 もう一つの路線はノースバンクーバー市のフィブス・エクスチェンジからバーナビー市のメトロタウンまでのエキスプレスルート。こちらは朝夕のラッシュアワー時間帯のみに10分毎に運行する。これで、ノースバンクーバー市にあるキャピラノ大学からフィブス・エクスチェンジで乗り換え、スカイトレインのブレントウッド・タウンセンター駅、BCITとメトロタウンがつながることになる。

 トランスリンクは今後、この新2路線についての意見を広く市民から募るとしている。

 さらに同日、カープーリング会社との提携を発表した。提携したのはカナダ全国でサービスを展開しているバンクーバーに本拠を置くポパライド。同社は行き先が同じ人を乗せるカープーリングサービスを展開している。

 これにより、トランスリンクはメトロバンクーバーからアボッツフォード空港へもサービスを展開できるとしている。ポパライドは2015年にサービスを開始して以降、現在全国で会員は約20万人。BC州ではバンクーバー・スコーミッシュ間(10ドル)やバンクーバー・ケローナ間(40ドル)でサービスを提供している。

 

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