2019年5月23日 第21号
オンタリオ州の高速道路で18日朝、走行中のSUVから脱落したタイヤが対向車線に飛び出し、前から来た車を直撃して乗っていた運転手が重傷を負う事故が発生した。
同州トロントの北約90キロにあるイニスフィル付近の高速400号線を南向きに走行していたSUVから脱落したのは、左前輪。
タイヤはそのまま北向き車線に飛び込み、セダン型乗用車の運転席側を直撃した。この衝撃で車はフロントガラスから屋根にかけて大破変形、運転手は自力では脱出することができなかった。駆けつけた救急隊員に救助されたこの20代の運転手は、現場からヘリコプターでサニーブルック総合病院に空輸された。顔と内臓に重傷を負ったため、当初は生命が危ぶまれたものの、現在では一命はとりとめたとのこと。また助手席に乗っていた運転手の妻も軽い傷を負ったほか、ショックを受けたため病院で手当てを受けた。
オンタリオ州警察はSUVと脱落したタイヤを押収して、事故原因を調べている。