2018年12月20日 第51号
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市で2019年の固定資産税の引き上げ幅について、4・9パーセントを検討するよう市議会に提案したことが10日明らかになった。
過去10年間のバンクーバー市の平均固定資産税引き上げ幅は3パーセント未満でメトロバンクーバーの他の都市と比較すると低いほうだという。
しかし今回はBC州政府がMSP(BC州健康保険)の代わりに導入する保険制度に必要な課税EHT(労働者健康税)を決定したことや新たなインフラ整備に必要な費用などを考慮すると4・9パーセントの引き上げが必要という試算になると説明している。
内訳は、インフレ率による引き上げが2・2パーセント、BC州政府によるEHTの固定資産税への影響分1・7パーセント、2019〜2022年までのインフレ計画への投資に1パーセントとなっている。
仮に4・9パーセントが承認されると、一軒家の平均不動産価格183万2千ドルでは2018年と比較して年間108ドル増、商業利用地の場合は平均価格85万5300ドルで193ドル増となる。
市の担当者は引き上げに向けバンクーバー市議会に予算の説明をしている。