2018年9月6日 第36号
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州サレー市を訪問していたジャスティン・トルドー首相は9月4日、現在アメリカと交渉中の北米自由貿易協定(NAFTA)について、カナダにとって不利な合意内容になるならNAFTAを締結しない方が望ましいとの見解を改めて強調した。
NAFTA交渉は、8月28日にクリスティア・フリーランド外相がワシントンDC入りしてアメリカとの交渉を続けている。8月30日が合意期限とされていたが、話し合いは合意に至らず、9月5日から交渉を再開している。
報道によれば、カナダの酪農業への保護措置制度が焦点となっているともいわれ、この点についてどこで折り合いをつけるかに注目が集まっているが、トルドー首相は保護政策で譲歩するつもりはないとこの日改めて強調した。