2018年7月19日 第29号
ジャスティン・トルドー首相は17日、今月9日にグレイハウンド・カナダがカナダ西部での運行廃止を発表したことを受けて、マーク・ガノー運輸相に対応するよう指示したことを記者会見で発表した。
ノバスコシア州を訪問中だったトルドー首相は、記者団の質問に答え、「州政府、コミュニティ、グレイハウンド社とともに解決策を見出すよう運輸大臣に指示した」と語った。
中長距離バス路線を運行するグレイハウンド・カナダが今年10月31日で撤退すると発表した路線は、マニトバ州、サスカチワン州、アルバータ州の全路線と、バンクーバー・シアトル路線を除くブリティッシュ・コロンビア(BC)州全路線。
これらの路線の多くは都市部と遠隔地を結ぶため、運行廃止は、遠隔地で生活する人々、特に低所得者を直撃すると指摘されている。その中でも先住民族への影響が大きいと専門家は警鐘を鳴らしている。