2018年6月14日 第24号

 アルバータ州政府は州政府発行の公式身分証明書や書類に第3の性を使用できると8日発表した。従来通りの「F」女性、「M」男性に、「X」第3の性が加わる。

 「X」が使用できるのは、アルバータ州発行の運転免許証やIDカードのほかに、出生証明書や死亡証明書などの公式記録として保存する書類でも使用できるようになる。

 レイチェル・ノッテリー州首相は、トランスジェンダーの人々にとっては大事な一歩と語り、「誰でも自分が自分として生きる権利がある」と述べた。

 表示の変更は全ての年齢で可能。12歳から医師からの証明書などがなくても変更可能。ただし17歳までは親の承諾が必要。12歳未満は証明書が必要となっている。

 アルバータ州以外では、オンタリオ州、ニューファンドランド・ラブラドール州、ノースウエスト準州で導入され、連邦政府もパスポートなどの公式IDで使用可能としている。

 

 

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