2018年6月7日 第23号

 カナダ最大の食品スーパーチェーン、ロブロウ・カンパニーズ社は、同社のプライベートブランド、ノーネーム(NoName)の冷凍チキンバーガーが食中毒を引き起こす可能性があるとして、2日にリコールを発表した。

 対象となるのは賞味期限が2019年2月6日となっているもので、サルモネラ菌に汚染されている可能性があり、適切に調理されていない場合食中毒を引き起こす可能性がある。ただ同社は、あくまでも予防措置的なリコールであるとしている。

 同商品は、同社の系列スーパー(ロブロウズ、マキシイ、エクストラ・フーズ、インディペンデント)などで全国で販売されていた。リコール後店頭に並んでいた商品はすべて撤去され、すでに購入されているものに関しては全額返金の措置が取られる。

 カナダ保健省によると、サルモネラ菌はバクテリアによる食中毒の最大の原因となっており、2015年1年間だけでも全国で20万件が報告されている。

 同省では、加熱前の衣付き鳥肉を冷凍した商品は、パッケージに記載されている調理法に従い、肉の中まで所定の温度に達するよう消費者にアドバイスしている。

 

 

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