2018年5月3日 第18号

 ブリティッシュ・コロンビア州疾病対策センターは4月27日、ノロウイルスに感染している可能性があるとして、州内の4つのカキ養殖場を閉鎖した。

 同州では4月26日までに、132件のノロウイルスによる食中毒が報告されている。感染元を調査していた疾病対策センターは、食中毒を起こした人の多くがバンクーバー島中部東海岸の町コモックスの南のベインズ・サウンド近海で養殖されたカキを食べていたことを突き止めた。ここの養殖場のカキが、どのようにして汚染されたかは現在調査が進められている。

 同州でカキが原因とみられる食中毒について警告が発せられたのは2017年1月で、急性胃腸炎が10件以上報告されたことがきっかけだった。また同年2月には、事態の重大性により調査が州政府から連邦政府へと移管されていた。

 

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