2018年2月8日 第6号

 ブリティッシュ・コロンビア州政府は今年7月のマリファナ合法化に向け、州内での販売方法などの法整備の一部を2月5日に発表した。

 BC州政府マイク・ファーンウォース公安大臣はマリファナの販売について、州営店と民営小売店と両方の販売方法を採用すると発表。販売できるのは、マリファナとマリファナ関連商品のみで、食料品やタバコ、宝くじなど他の商品との販売は認めないとしている。ただし販売店舗数が確保できないような地方では例外も認める。

 州営店は州のLiquor Distribution Branch(LDB)が新たに専用店舗を展開する。オンライン販売も開始する。リカーストアでの販売はしない。

 マリファナ販売を希望する民間小売店への許可については、今春にも申請を受け付ける予定。今夏には1号店をオープンしたい意向を示した。

 店舗数や開店場所などについては、各市町村政府が独自の判断をすることができる。開店時間は午前9時から午後11時までの間と定めている。

 BC州の使用年齢は19歳から。一人が所持できる量は30グラムまで。19歳未満の未成年は販売店への入店も禁じられている。

 その他にも、自動車内でのマリファナ使用禁止、タバコの禁煙場所以外にも公園、海岸、遊び場、その他、子供がよく訪れる場所でのマリファナの使用を禁止する。

 またマリファナ栽培については、大人に限り一世帯で4鉢まで。アパートやマンションの場合は管理会社や物件所有者が栽培禁止などの措置を取ることができるなどの項目を発表している。

 ファーンウォース公安相は「最大の目的は、子供たちの手にマリファナが渡らないこと。健康への影響や安全性などの周知をこれから徹底し、犯罪者からマリファナを引き離すことが重要」と語った。

 

 

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