2017年7月27日 第30号
ケベック州トロワ=リビエレで16日、親戚縁者が集まったパーティーで出されたアイスクリームに、静脈用カテーテルの一部が混入しているのが見つかった。
家族は、新しく生まれた男の子の出産祝いパーティーのために集まっていたが、そのうちの一人が、口にしたアイスクリームの中に異物があるのに気が付いた。
口から出して確認してみたところ、それが静脈用カテーテルであることがわかった。デザートに出されていたアイスクリームは、ケベック州では最もポピュラーなブランド、コーティクックのピーカンナッツ・チョコレート・アンド・ダブルキャラメル・アイスクリーム。近所のスーパーで購入したもので、パッケージは密閉されており出荷後に混入した様子はなかった。カテーテルの一部には褐色の付着物があったが、それが血液だったのかキャラメルだったのかはわからなかったという。
このアイスクリームを口にしていた3人は、病院でHIVのほかA、B、およびC型肝炎の検査を受けたが、今後6カ月は血液検査を続ける必要があるという。
カナダ食料検査庁はアイスクリーム製造会社の立ち入り検査を行うと表明。また同社社長は、この事件に大変ショックを受けており、問題のあったアイスクリームが製造された時間の監視カメラの映像を確認してみたものの、特に異常を示すようなものは見つからなかったとメディアに話している。