2017年3月30日 第13号

 カナダ統計局は24日、2月のインフレ率が前月2・1パーセントから2・0パーセントに下落したと発表した。ロイターによると、予測では2・1パーセントと変化なしとされていたという。

 インフレ率低下の要因は、食料品と電話代への消費低下。一方で、ガソリン価格は上昇し、前年同月比で23・1パーセント上昇している。

 カナダ銀行は、2・0パーセントを目標インフレ率と設定している。スティーブン・ポロズ総裁は28日、カナダ経済は、まだまだ成長する余地はあるとの見解を示した。原油価格急落がカナダ経済に大きな影響を与えたが、その影響からまだ完全には立ち直っていないと語り、現在の低金利がカナダ経済の成長を後押しすると語った。

 

 

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