2017年3月16日 第11号

 英国を代表するミュージシャン、シンガーソングライターのエルトン・ジョン卿が9日、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーにあるレコード専門店に立ち寄り、居合わせた音楽愛好家を驚かせた。

 エルトン・ジョンが訪れたのは、同市ウェスト・ヘイスティングス通りにあるビート・ストリート・レコードとビニール・レコード。

 この日は、同州ビクトリアで週末に予定されていた彼の2回のコンサートの2日前。ちなみにカナダ国内でのコンサートはこの1カ所のみで、その後はアメリカ、ブラジルなどで予定されている。

 ビート・ストリート・レコードのマネージャーは、エルトン・ジョンが折りたたみ式の携帯電話を耳に当てながら、レコードを物色している画像をSNSのインスタグラムにアップロード。また彼が店員に、アメリカのラッパー、テック・ナイン(Tech N9ne)のレコードを置いているかどうか聞いていたことも付け加えている。結局エルトン・ジョンは、ジェーン・シベリーやリトル・フィート、リンダ・ロンシュタット、モリス・デイのLPのほか、オンタリオ州トロント出身のシンガーソングライター、ディバイン・ブラウンのものも買い求めていた。そのほか、店内にあったスクリッティ・ポリッティのアルバムも全部買い上げたという。

 またマネージャーは、エルトン・ジョンが店内でサインした、1973年のアルバム『黄昏のレンガ路(Goodbye Yellow Brick Road)』のアルバムジャケットの画像もアップしている。取材のレポーターが、このアルバムも売りに出すのかと問うたところ、彼は「思い出には値段はつけられない」と、非売品にすると語っていた。

 

 

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