2017年2月16日 第7号

 ジャスティン・トルドー首相が13日、アメリカのワシントンを訪問。ドナルド・トランプ大統領と会談した。

 会談後の記者会見では、両首脳とも2国間関係の重要性を強調。カナダ国内で心配されていた北米自由貿易協定(NAFTA)について質問されると、トランプ大統領は「多少の調整」は必要と語ったものの、それ以外カナダとの貿易については特に問題性を示さなかった。

 移民政策については、トルドー首相は今後もカナダは国の安全を守りつつ、オープンな移民政策を続けるという従来の主張を強調。アメリカの移民政策についてカナダが自国の政策を押し付ける立場にはないとの考えも示した。

 両首脳ともこれまでの主張を繰り返したが、2国間に決定的なヒビが入るような言及は特になかった。

 首脳会談の前には、女性の企業トップや起業家を支援するための円卓会議の場が設けられた。これにはトランプ大統領の長女イバンカ・トランプ氏が参加。女性のビジネスでの活躍が経済を活性化させるとの認識で一致した。

 

 

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