2016年7月28日 第31号

 毎年恒例、国内10州3準州首相会議が開かれていたユーコン準州ホワイトホースで22日、ブリティッシュ・コロンビア州、オンタリオ州、ケベック州の州首相が会見を開き、ワインの州間取引を一部解禁すると発表した。

 記者会見でオンタリオ州キャサリーン・ウィン州首相は、「数日中にオンタリオ州リカーコントロールボードはEコマースサイトを立ち上げて、オンタリオ州民がケベック州やBC州のワインを直接購入できるように設定する」と語った。

 オンタリオ州がワイン自由売買に一歩踏み出したきっかけは、2013年にオンタリオ州ナイアガラ・オン・ザ・レイクで州首相会議が開かれた時に、BC州クリスティ・クラーク州首相がBC州のワインをウィン州首相に持ってきたことに始まるという。ナイアガラ・オン・ザ・レイク地方は、国内最大のワイン産地で知られている。

 アルコールの州間取引については、これまで州内産業を保護する目的で、自由に売買することは個人レベルでも禁じられていた。これまでに他州で購入したビールやワインを州を越えて持ち込もうとして止められるケースも起こっている。

 今回はワインに限定し、3州の州民がオンラインで自由に購入できるようにし、直接自宅に届けるような仕組みになるという。クラークBC州首相は「完全な自由取引となったわけではないが、少しは自由になった」と、今回の合意が第1歩との認識を示した。

 国内ワイン2大生産地を持つオンタリオ州とBC州が合意したことで、ある程度自由化が進むのではとみられている。ただ国際自由貿易合意との兼ね合いもあり、オンタリオ州ワインの完全州間自由化には時間がかかるとの見方もある。

 一方、クラーク州首相は、すでにサスカチワン州、マニトバ州、ノバスコシア州とのワイン取引合意に向け話し合いを始めている。

 

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