カナダ政府は身分証明書の性別表記に第3の性を加えることを検討していることを明らかにした。プライドパレードが行われた3日に発表した。

 現在の性別表記は、男性Mか女性Fのみとなっている。これに性的に中立な第3の性としてXを加えることを検討しているという。トランスジェンダーや性区別を好まない人々を対象にしている。導入検討会はすでに自由党政権発足前から市民権・移民省で始まっていた。

 州レベルではすでにオンタリオ州で先月から、運転免許証やヘルスカードで第3の性Xの使用を実施することを発表。海外ではオーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、ネパール、インドなど7カ国がすでに実施している。

 トルドー首相は「正しい方向に向けての歴史的な第1歩」と語ったが、導入の具体的な時期については言及しなかった。国会では5月に新トランスジェンダー権利法案として提出されている。

 

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