アルバータ州フォートマクマレーでことし5月に発生した山火事は自然発生したものではなく、人為的なものであるとの見解を連邦警察(RCMP)は14日、発表した。
今後は近隣住民の協力を得て、さらなる原因究明に取り組むという。まずは、4月29日から5月5日までの間に同州ホース・リバー・トレイル・システムとして知られている地区に入った人物と話をしたいと呼びかけている。
この地区はハイキングなどが楽しめる場所として人気で、特別許可などは必要としていない。
アルバータ州山火事情報センターでは、人為的原因といっても故意的、偶発的なさまざまな要因が考えられるとし、キャンピングカーやキャンプファイヤー、産業関連、送電関連、放火などの可能性があるとしている。
山火事は5月1日にフォートマクマレー南西約15キロメートルの所で森林職員が航空機での巡回中に最初に発見。5月3日には大気の乾燥と強風により一気に広がった。火事自体は現在ようやく落ち着きを見せているが、まだ約8万人が避難している。
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