テレビゲームや携帯型ゲーム機の世界で根強い人気を誇る、ポケモン・ゲーム。そのゲーム技術を競うポケモン・ワールド・チャンピオンシップスが、ことしは8月にアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで行われるが、その大会参加にブリティッシュ・コロンビア州リッチモンドの青年が、また一歩近づいた。

 経理を勉強しているランディ・クワさんは、2月末にアメリカ・オレゴン州クラッカマスで行われた地区大会で優勝した。こうした大会で勝ち残るのは、高校生や大学に入って間もない学生がほとんどという中で、1999年からテレビゲームを始めた現在26歳の彼は、ポケモンゲームプレーヤーとしては自分はかなり年配だと自嘲気味に話している。

 それでもポケモン・ゲームの豊かな経験や、ゲームで使用するキャラクターに関する深い知識が、特に1対1で戦う相手に最も有効なポケモンたちをセレクトするのに役立ち、大会での好成績につながったとも語っている。

 しかしワールド・チャンピオンシップスへ参加するためには、さらに7月にアメリカ・オハイオ州コロンバスで行われるアメリカ全国大会でも好成績を収め、それぞれの大会で得た成績に基づくチャンピオンシップ・ポイントの総合得点で上位40人の中に入る必要がある。

 クワさんは、一歩ずつだが確実に目標に近づいていると、自信を持って取材に答えていた。

 なお昨年の同世界大会の最高峰、マスター部門では、近畿大学工学部の4年生が優勝している。

 

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