妊娠生活も、いよいよ中期に突入。時々、お腹がピクピクするなあ、もしかして!と思っていたら

South Community Birth Program(以下SCBP。www.scbp.ca)では、両親学級が始まった。メンバーは、同じくらいの予定日のプレママたちが約10人で、ほとんどの人がパートナーも出席。人種はさまざまで、日本人のママもいた。

毎回テーマがあって、ドクターまたは助産師さんが進行する。一回目は『妊娠中の栄養について』で、栄養士さんのレクチャーを聴いた後、ディスカッションが行われた。

ディスカッションと言っても、別に堅いものではなく、質問に対して栄養士さんがアドバイスしたり、他の人が意見を言ったりというもの。英語の苦手 な私には、無料のESLみたいなものだ。毎回、事前にもらった資料で予習して臨んだが、そのときの『勉強』が、出産本番では役に立った。

その合間に、一対一の検診が行われる。いつも通り、体重、血圧、尿のセルフチェック&自己申告の後、赤ちゃんの心音を聞いて問診。何もなければそれで終わりだ。


ちなみにその検診が行われるのは、両親学級の部屋の片隅。最初の頃は、ほかのメンバーから見えないように、つい立てがおいてあった。しかし3回目くらい から、そのつい立てはなぜかなくなってしまい、誰かが振り向けば見える状態で、お腹を出して心音チェックを受けていた。男性も来ているので、最初はえ えっ?と思ったが、みんな別に気にしていないようだったので、私もすぐに慣れてしまった。日本では、中待合に男性入室禁止の病院もあると聞くけれど…。

この両親学級は、出産直前まで続いたのだが、和気あいあいでとても楽しかった。メンバーとは出産後も何度か集まっている。妊娠、出産、そして初め ての子育てと、同じ時期に同じ経験をした、この家族ぐるみの『ファミリー友』たちは、私の子育てライフになくてはならない存在だ。そういう意味でも、両親 学級に行くことを、私はおすすめしたいと思う。

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