昨年10月にカナダ第1号店がリッチモンドにオープンして以来、大人気のビアード・パパが、先日ダウンタウンにもオープンした。イングリッシュベイがすぐ目の前という絶好のロケーションの新店舗は、オープン当日の6月14日、この日を楽しみに待っていた人々の笑顔で包まれていた。
近くにできて本当にうれしい!
デンマンストリート沿いのこの新店舗は、奥には、地元に昔から根付いているケーキ屋のSaint Germain Bakery、手前にビアード・パパと、2つの店が同じスペースを共有している。ライバルとしてではなく、互いに相乗効果をという目的のもと、ほのぼのとした雰囲気が漂っている。
たまたま車で通りかかってオープンを知ったという近くに住む日本人の女性は、「今までは、リッチモンドまで車を走らせ、並んで待ってようやく買えたという感じだったので、近くにできて、本当にうれしい!」とかなり興奮の様子。他にも、「カナダにいると、日本のシュークリームが恋しくて、今まで休みの日にわざわざバスで通って買いに行ってました。今日は並ばずにさっと買えて感激です!」という女性もいた。
人気の秘密は?
そこまで人々をトリコにしているビアード・パパのシュークリーム。その人気の秘密はどこにあるのだろう。リッチモンド店からダウンタウン店に派遣された日本人スタッフのユカさんに話を聞いてみた。
「まずはフレッシュさを何より大切にしています。毎朝、シュー皮を店内のオーブンで焼き上げ、中の生クリームカスタードもすべて店内のキッチンで作っています。だからもちろん、きのう作ったものなどは使いません。さらに、お客様にお求めいただいてから、パイシュー皮に生クリームカスタードをお詰めし、いつも作りたての最高に美味しい状態のシュークリームを提供しています。そして何より、日本人のホスピタリティーの精神を大切にしています」。
さらに、こだわりはナチュラルな材料にもある。卵は放し飼いの鶏のもの、牛乳はローカル、そして、バニラビーンズは、香りがよく高品質のマダガスカル産の天然のものだけを使用している。特筆すべきは、防腐剤や安定剤も限りなく排除しているということ。子供たちにも安心して食べさせることができるだろう。
サクサクのパイシューに、ひかえめな甘さのクリームがマッチ
さて、たくさんの人々がそこまで美味しいというシュークリームだが、実際に食べてみると、想像以上の美味しさであった。どちらかというと甘党というより辛党の記者であるが、サクサクとした食感のパイシューの皮に、ひかえめな甘さのクリームがなんともマッチしている。クリームはたっぷりこれでもかというくらい詰まっているのに、ふわっと軽い。美味しいものは、人の心を幸せにする力がある。はっと気づけば、3個目を手にしていたのであった。普通なら、胸焼けしたり、「3個はやばいだろう」と落ち込むところだが、ビアード・パパのシュークリームは1個220カロリー。ドーナッツのように油で揚げるのでなく、シューはオーブンで焼き上げるので、カロリーを低く抑えることができるわけだ。現在は4種類を販売中だが、後日、抹茶やストロベリーなどのメニューも増やす予定だ。
コンセプトは「身体に優しい・地球に優しい・シュークリーム専門店」。世界各国に展開を続ける日本発のビアード・パパは、バンクーバーのダウンタウンでもどんどん美味しい旋風を巻き起こしていくに違いない。
(取材 西澤律子)
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