バンクーバーのお店を紹介

2008年6月5日 第23号

日本語を話せるスタッフが診断、治療する
鍼とマッサージの
balanceがオープン


左からクリスティン・ボスさん、カークさん、豊美さん


 



 メインストリートとイースト28thのおしゃれなカフェや雑貨屋さんが並ぶ、にぎやかな通りの2階に、このたびbalance Acupuncture & Massageがオープンした。

 オープニング・パーティが行われた5月23日、たくさんの人がお祝いに詰め掛けた。階段を上った右側の部屋に入ると、目の前に待合室を兼ねた広い板張りのスペースがあり、そこではクリスタルボール・セラピストのクリスティンAさんがクリスタルボールのデモンストレーションをするところだった。クリスタルを固めて作られた器の形をしたクリスタルボールをスティックでやさしくクリスティンさんがなぞると透き通った、ふんわりとリラクゼーションの世界へ導いてくれる音色が響いた。月1回のセッションで、この音色によってリラクゼーションを促し、瞑想をしたりセラピーを行ったりするという。


クリスタルボールを奏でるクリスティンAさん

 この多目的スペースはヨガやメディテーションなどのセッションを行うためのスペースとしてレンタルもしているそうだ。(午前10時以前または午後6時以降)。

その横に診療室が6室並ぶ。ここでは現在、当クリニックのオーナーしのぶさんの夫であるカーク・プレザントさん、クリスティン・ボスさん、そして日本人の田中豊美さんの3人が診察室を借りている。毎日診療をしているのはカークさんと豊美さん。日本語を少し話し、穏やかな話し方が印象的だったカークさんは約200人の患者を抱える経験豊かなアキパンクチャリスト。1年前の日本滞在中も、鍼(はり)の勉強をしたというカークさんは、中国鍼の良さと、痛みがほとんどない日本の鍼の良さを取り入れた治療のスタイルだそうだ。また症状によってはレイキも併用していくという。

 水、金曜日にマッサージ・セラピーをする、クリスティン・ボスさんは、けがや症状に応じてマッサージ治療をする。

 鍼、指圧、漢方薬ハーボロジー、リンパマッサージ、そしてリフレクソロジーで10年以上の経験をもつ豊美さんは、患者それぞれの症状を診て、これらの治療を幅広く活用して治療する。肩こり、腰痛や四十肩、また頭痛、風邪までさまざまな症状を鍼や指圧で治療するだけでなく漢方薬などと併用していくことで、より早い回復が期待できるという。また漢方薬も「苦い、まずい、飲みにくい」という印象があるが、薬草を煮出すタイプの漢方薬ではなく、水に混ぜて薬感覚で服用できるという粉末での処方。そのため抵抗なく飲むことができ、効き目も速いという。豊美さんはこれらの治療の併用を、予算に応じて低コストでより早く治療ができるようにしてくれる。

 今まで鍼に対して、「痛そうで怖い」といった印象を持っていた筆者が恐る恐る痛みについて質問していると、豊美さんが「痛くないわよ」と、試しに鍼を施してくれた。すると、まったく痛みがなく、ツボに入って悪い部分がズーンと気持ち良く、深いところで確かに鍼が効いているという感覚が味わえた。この気持ち良さは病み付きになりそうである。

 日本語で鍼や漢方などの相談ができるだけでなく、今年から鍼やマッサージ・セラピーはBCメディカル(プレミアムアシスタント)または、エクステンディッド・プランに加入している人は保険を利用することもできるようになった。今まで以上に鍼、マッサージが身近になったことはうれしいことである。同院はウォーク・インでも治療を受けられるが、事前予約することをお勧めする。


(取材 池側和子)

 

 

Balance Acupuncture & Massage

#105 4338 Main St. (@ 28th Ave.)
Vancouver, BC V5P 3P9
604-873-3717
www.balanceam.com

 

 


痛いところを探し当て、ほぐしていくこの仕事がたまらなく好きだという豊美さん