MAPLE 2008

2008年8月14日 第33号 掲載
 

今からでも遅くない!
ウィスラーの夏はまだまだ続く!


バンクーバーの夏は短い。ならば、まとめて夏のアクティビティを楽しみたい。そんな希望を叶えてくれるのが、ウィスラーだ。今回、全面協力頂いたのは、ウィスラーに根を下ろして20年以上の歴史を誇る、ジャパナダエンタープライズ。バンクーバーからバスで2時間半、山に川に湖に、大自然を満喫できるアウトドア天国に行かずして、カナダは語れない!?
(取材 宮田智恵)


ゴンドラに乗って手軽に頂上付近へ

見渡す限りのジャガイモ畑

 

カヌー、カヤックに挑戦


 ウィスラー周辺では一番大きな湖、グリーンレイクへ。ウィスラーから車で15分という気軽さが嬉しい。まずはライフジャケットを装着し、湖岸でガイドさんによる漕ぎ方のレッスン。簡単簡単、これなら最初からすいすい進むかも? 
 カヤックに体を滑り込ませると、早速水に浮いたあの不安定感。うわ、グラグラする! そこへすかさずガイドさんが「右、左、もっと大きく漕いで!」。最初は恐る恐る漕いでいた記者だが、思い切ってパドルを動かすと、徐々に進んできた! 湖岸がはるか彼方に見え、水の音しか聞こえない静寂の世界へ。見上げれば氷河を抱いた山々、どこまでも広がる青空、そして心地いい水しぶき。足を前に投げ出したスタイルで乗るため、水面との距離がカヌーよりも断然近い。別のカヌーに乗って同行中のガイドさんが、漕ぎ方の指導はもちろん、周辺の山々の説明などもしてくれる。


カヤックで水と一体になろう


このツアーではカヌー、カヤックのどちらかを選択できるが、操作性があり、水との一体感を求めるならカヤック(ただし結構濡れる!)、静かに浮かんでのーんびりしたいなら、カヌーがお勧めだ。湖でしっかり漕ぎ方をマスターしたら、小川下りのコースもあるので、もっと流れを感じたい人は要チェックだ。


カヌーでゆったり


 

1日で大自然のフルコース 夏の1日欲張りプラン


馬に乗って大地の風を感じる

 ウィスラーから車で約30分、ペンバートンの町まで足をのばす。山に囲まれ、果てしなく広がる大地と、青い空、牧場、花盛りのジャガイモ畑、そんなのどかな風景が印象的な町だ。まるでウェスタン劇に登場しそうなペンバートンの町の中心を通りぬけると、いたいた、馬たちがたくさん。みんなおとなしくてお行儀がいい。優しい目がたまらなく愛らしく、乗馬初体験の記者のテンションも上がってきた!

 まずは馬の操り方をレクチャー。全てガイドさんが日本語に通訳してくれるので安心だ。コツは、馬が途中で草を食べて列から遅れないようにさせること。冬の間、干草しか食べていなかった馬たちにとって、生の草が食べられる道中は、ごちそうの山。


とっても従順な馬たち


 早速馬に乗ってみた。意外に高い。1歩踏み出した。おっとっと、バランスを崩しそうになる。落っこちないかなぁ、という不安は残るものの、1歩、また1歩と歩くたびに、だんだんと慣れ、馬の背中がどっしりと安定していることに気がつく。それに、たかーい視線だとこんなに風景が違うとは! みんなで列をなして、草原をのんびりお散歩。ポクポクポク…、馬の蹄の音に、遠くに見える山々、風になびく草がとっても牧歌的。牧草地を歩き、ジャガイモ畑をぐるりと回り…。あれ?記者の馬だけ止まった?! あぁ、草を食べ始めた! 手綱を強く引くもむなしく、夢中で草を食べる我がウィロウ号。しかしどんなことがあっても大丈夫、ちゃんと乗馬ガイドさんが助けに来てくれる。ここの馬たちはきちんと調教されているためとても従順だが、あまりの愛らしさに、記者が少し甘やかしすぎたようだ。そういえば日本語ガイドさんから、「最初の段階で馬にナメられないように」と忠告されたことをすっかり忘れていた記者であった。

 馬に慣れると、次はトロッティングという、少し駆け足の走法へ。体が上下にバウンドするも、どっしりと腰を落ち着け足を踏ん張ると、全く怖くない。これぞ、「大地を駆け抜ける」感が味わえるというものだ。欲張りツアーでは、約1時間の乗馬体験だが、さらにスリルを味わいたい方は、山の中のアップダウンを体験できる、2時間の乗馬ツアーもある。食いしん坊の馬に多少苦労はしたものの、馬とのあの一体感と、普段より高い視線で風を切り、移りゆく風景を眺められるのは、乗馬ならではの醍醐味だ。


 

ここはロッキー? ウィスラー屈指の湖 ジョフリーレイク


 ウィスラーのガイドブックの表紙にもなっているこの湖。アッパー、ミドル、ローワーと3つの湖からなる、人気のハイキングスポットだ。今回訪れたのは、駐車場からなんと10分ほどのローワーレイク。トレイルを進むと、木々の間から、絵の具を混ぜたような水面が垣間見える。あまりの鮮やかさに思わず駆け寄ると、一面に広がるエメラルドグリーンの水をたたえた湖が。さらに神秘的なのが、太陽の当たり方によってどんどん色を変えるため、いつまででも佇んでいたい。マティエ氷河からの融け水が流れ込むこの美しい湖。手軽に、という方にはローワーでも十分だが、足に自信のある方は、氷河に近いミドル、アッパーレイクへ、さらに美しい湖を求めてのハイキングもお勧めだ。


見る度に色を変えるジョフリーレイク


 

ショートハイキングでマイナスイオンを感じる


 ジョフリーレイクで心が浄化された後は、ナーレン滝を目指して片道約40分のショートハイキング。川沿いのトレイルは、せせらぎの音を聞くだけで心が落ち着く。なだらかな道が続くため、ハイキングというよりは、お散歩感覚だ。みんなでおしゃべりしながら、あっという間にナーレン滝へ。時折吹く滝からの涼しい風が、汗ばんだ体を冷やしてくれる、まさに天然のクーラーだ。森から、滝から、マイナスイオンをたっぷり頂き、エネルギーをしっかりチャージ。


トレイルでマイナスイオンをたっぷりと


 

山のコンシェルジュ! ジャパナダエンタープライズ


 1987年、ウィスラーを訪れる日本人観光客がほんのわずかだった頃に産声を上げる。その頃から年間を通じ、ウィスラーで日本語サービス全般を提供してきた実績が自慢。日本語でのアクティビティ、24時間体制の医療通訳、ガイドサービス、ホテルなどの現地手配に至るまで、手数料なしで手配可能(一部を除く)。英語ツアーの場合は、注意事項や持ち物など、事前に日本語の情報をくれるのも心強い。ウィスラービレッジ中心の、ヒルトンホテル内にオフィスを構え、アクセスも便利だ。山を知り尽くした、フレンドリーなスタッフが、耳寄り情報を教えてくれること間違いなし。お勧めレストランに、明日のプラン、はたまたハイキングのルートに至るまで、事前の旅の相談はもちろん、ウィスラー滞在中、何度も利用したいスポットだ。


ナーレン滝で天然のシャワーを浴びよう

 

JAPANADA Enterprises Inc.
Hilton Whistler Resort Lobby Level, Unit #106
Tel: 604-932-2685
Free Dial (バンクーバーから) : 1-800-261-3336
Web: www.japanada.com
E-mail: info@japanada.com
夏期営業時間(4月中旬〜10月初旬)10:00~18:00 (年中無休)


今回体験させて頂いたコース


夏の1日欲張りプラン $199 所要時間7時間(6月中旬〜10月中旬)
含まれるもの:1時間のウェスタン乗馬、ジョフリーレイク観光、ピクニックランチ、ショートハイキング、日本語ガイド

カヌー/カヤックに挑戦! $65 所要時間1.5時間/実質パドル時間1時間(5月下旬〜9月下旬)
含まれるもの:日本語ガイドによる送迎と基本操作説明、レンタルカヌーまたはカヤック、ライフジャケット


雄大な谷を見下ろしてのピクニックランチ