MAPLE 2008

2008年6月26日 第26号 掲載
 

魅惑の週末ブランチ


 毎日あわただしい朝の時間。その分、のんびりモードになれる週末は、素敵なレストランでブランチを楽しむのも素敵。ゆるやかに流れる時間の中、親しい人たちと心ゆくまでおしゃべりを楽しみながら、至福の時間を過ごしたい。そんなときにおすすめの3軒をご紹介。

(取材 西澤律子)


 

すべてに五感が大満足
レインシティー・グリル(Raincity Grill)


 バンクーバーマガジンでBest Regional Restaurantの金賞に輝くなど、数々の賞を受賞してきたレインシティー・グリルは、イングリッシュベイがすぐ目の前という絶好のロケーションにある。シックな雰囲気の店内に入り、まずはミモザを一杯。搾りたての生オレンジジュースにスパークリングワインが入っていて、これだけで朝から贅沢な気分。


ヘルシーで美味しいミューズリー。3種類ぜんぶ一緒にして楽しもう


 早速、クロワッサンとクランベリーやオレンジピールが入ったスコーンが、おしゃれな容器に入れられて運ばれてきた。外はぱりっと中はしっとりしたクロワッサンを一口頬張るなり、「美味しい」と友達と顔を見合わせる。次にミューズリーとして運ばれてきたお皿に感動!ブルーベリーヨーグルトに、たくさんの種類のナッツやベリーが入ったグラノーラ、それにシナモンミルクが添えてある。アペタイザーにSalad of Smoked Langley Trout(15ドル)。半生のエビとスモークされたマスを、オーガニック野菜といっしょにグランビルアイランド産の酒粕ドレッシングをつけて食せば、その繊細な味わいに、白ワインが欲しくなってくる。

 ダンジネスクラブのエッグベネディクト(17ドル)は、まずは目の前で挽いてくれるブラックペッパーの香りを楽しもう。かりっとしたオニオンパンケーキと、ジューシーなダンジネスクラブと卵に、オランデーズソースがからんで、朝から満面の笑顔。サイの目に切った香ばしいフレンチフライには粒マスタードやレッドオニオンも添えられている。友達がたのんだワイルドサーモン・パストラミ(13ドル)も絶品。レアに近いスモークサーモン、ポーチドエッグ、ラディッシュの酢漬けのクレープは別々に食べるより、ホースラディッシュクリームとともに一緒に口に放り込んだ方が、美味しさは何倍にも広がる。

 とにかく何を食べても、素材のよさと洗練された味わいに感激。ロケーション、サービス、味、すべてに五感が満足というのもなかなかあるものではない。今の季節はイングリッシュベイが見渡せるパティオ席が最高だ。


ダンジネスクラブのエッグベネディクト

Salad of Smoked Langley Troutにはなんと酒粕のドレッシングが

外観も落ち着いた雰囲気のレインシティー・グリル

 

ブランチ:10:30am -2:30pm(土・日)
住所:1193 Denman Street, Vancouver
電話:604-685-7337
info@raincitygrill.com

 


 

イエールタウンでカジュアルに楽しむ
グローバル(glowbal grill & satay bar)


 「おしゃれだけど、カジュアルで肩の張らないところは?」と思ったら、ここグローバルはいかが。都会的センスあふれるイエールタウンにありながら、ブランチメニューは10〜15ドルと、リーズナブルな値段で楽しめるのがうれしい。

 ブランチのお客さん全員に出てくるバナナブレッドは、メープル・ホイップバターにブラックベリーといちじくのジャムがついてくる。甘さをおさえたバナナブレッドは、メープル・ホイップバターと絶妙なコンビネーション。これは美味しい!


絶妙なコンビネーションのバナナブレッドとメープル・ホイップバター



 その後は店の名前にもあるくらいなのでと、サテーをオーダー。レンゲにのった4時間煮込んだビーフの柔らかいこと。他にもスカロップにベーコンを巻いたものやマッシュルームの天ぷらなど、単品で1.85〜2.95ドルで楽しめる。


いろんな味が少しずつ楽しめるサテー



 この店のすばらしさは、なんと言ってもホスピタリティーあふれるサービス。スタッフ全員が気持ちいいくらいのフレンドリーな笑顔で対応している。

 飲み物は何をたのんでも美味しかった。おすすめはホワイトサングリア。パティオの角のソファ席をゲットして、おしゃべりを楽しみながらゆっくりと過ごしたい。

 


スタッフの笑顔がすばらしい

 

ブランチ:10:30am -3:0pm(土・日)
住所:1079 Mainland Street, Vancouver
電話:604-602-0835.
www.glowbalgrill.com



 

アミューズに遊び心満載
ヌー・レストラン(Nu)


 晴れた日には、フォールス・クリークにあるヌー・レストランはどうだろう。グランビルアイランドの対岸にあり、真上にはグランビルブリッジ、右手にはバラードブリッジが見渡せる。ターコイズブルーとダークブラウンでまとめられた店内は、1脚1000ドルの椅子を使うなど、インテリアへのこだわりも徹底している。

 ハーバーを横切るヨットやカヤックを眺めていると、アミューズが運ばれてきた。小さなカップに入ったホイップクリームたっぷりのホットチョコレートのまろやかな味わいに感激。思わず「おかわり!」と言いたくなるほどだ。オレンジのスコーンとのコンビネーションもよし。


アミューズのホットチョコレートは絶品!

 さらに驚いたのは、クリスピー・オイスターなるもの。オイスターのフライに、ビールが入った注射器のようなものが刺さっているのだ。「オイスターを口に放り込んだあとにそれをプッシュすると、オイスターフライとビールが、口の中で結婚するのよ」と笑顔のウェイトレス。


遊び心がうれしいクリスピー・オイスター


 いろんな形でお客を楽しませようとするコンセプトがいい。
 他にも、カリフラワーのスープはほっとする味。キャラメライズされたフローレットとチャイブとチャイブオイルのトッピングが美しい。


ほっとする味わいのカリフラワーのスープ


 カリカリのチキンウィング(11.60ドル)は、スイート&スパイシーな味わいだ。ブランチカクテルは6.40ドルから楽しめる。夜の雰囲気もよさそうだ。

ブランチ:10:30am -3:0pm(土・日・祝)
住所: 1661 Granville Street, Vancouver
電話: 604-646-4668
www.whatisnu.com