立命館大学で学ぶ熊谷樹里さん。昨年、「立命館UBCジョイントプログラム」でバンクーバーに。約1年半の間、UBCで学んだ。
「高校生の頃から英語が好きで、日常生活を通して英語を伸ばしたいという想いがありました」という熊谷さん。留学先にバンクーバーを選んだのは、さまざまな国の人と出会いたかったからとか。
「高校2年生の時に姉がUBCに留学していて、初めてバンクーバーを訪ねました。バンクーバーに行くまでは『カナダ=白人の国』と思っていましたが、実際には、日本と違ってさまざまな国の人がいることに衝撃を受け、カナダは非常に面白い国だなと思って。ここなら、世界のいろいろな国の人と話をして多様な考えを学び、今まで自分が知らなかったことにたくさん出会えるのではないかとわくわくしました」
実際にカナダに来て、多くの人と交流を持った熊谷さん。そのなかで印象的だったのは、人々の宗教に対する考え方だったと言う。「ヒンズー教徒の友人に、バンクーバーにあるヒンズー教寺院に連れて行ってもらい、お祭りで伝統的な食事を頂いたり、キリスト教徒の友人とイベントに参加して、キリストの教えを聞き、賛美歌を歌ったり。日本では経験したことのない出来事でした。人々の日常生活における価値判断の中で、宗教が大きく関係していることを知って、興味深いなと思いました」
そんなバンクーバーでの暮らしのなかで、熊谷さんが得た最大のものは「人に感謝することの大切さを実感できたこと」だと言う。「生きる上であたり前のことなのですが、日本にいるときは深く考えたことがなかった。英語力にハンデがあっても、快く一緒にプレゼンテーションに取り組んでくれたクラスメイト、私の悩みを聞いて一緒に解決策を考えてくれた立命館の友人、辛いときに日本から励ましてくれた家族や友人など。毎日誰かに助けられて、本当にさまざまな人が私の留学生活を支えてくれているということに気付き、なんと幸せなことだろうと思いました」
これからも人に感謝する気持ちを忘れない人でありたい、と言う熊谷さん。日本に帰国した現在は、バンクーバーでの経験を踏まえながら、就職活動に励んでいる。
(取材 宗圓由佳)
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